状態遷移設計研究WG

委員会活動 技術本部 応用技術調査委員会

状態遷移設計研究ワーキンググループ

[WG 主査]

青木 奈央

キャッツ株式会社

1.活動概要(2019年度の事業方針)

状態遷移設計研究WGは、状態遷移設計の漏れ抜けに気づきやすい、という特性を持つ状態遷移表を広く普及、定着させることを目的に活動しています。

2013年度より「状態遷移表のリバースモデリングへの適用」という新たなテーマで活動しています。
このテーマは、派生開発が主流となっている組込みソフトウェアの開発において、既存システムのブラックボックス化により、コードの解析や機能追加などが困難な状態となっている現状を踏まえ、既存のレガシーコードをリバースエンジニアリング手法により解析し、状態遷移の部位を抽出し、状態遷移表を作成するプロセスを研究するものです。
昨年度は、JASA会員へのツール公開(モニター募集)を行い、使用した感想やコメント、評価などを募集しました。
今年度は、モニターとして使用していただいた方々の意見をベースにし、ツールの改修をおこない、さらにJASA会員以外の方々へオープンソースとして公開する活動を行います。

2.達成目標(完了条件)

目標の達成としては、以下のステップで実施します。
STEP1:モニターからの意見の整理・分析・解析を実施
完了条件:モニターからのコメント一覧表作成

STEP2:ツールをどこまで改修可能かどうかの検討・議論を実施
完了条件:ツールの仕様書やマニュアルの改訂

STEP3:ツール改修
完了条件:ツール改修後にWG内で公開への同意

STEP4:オープンソースに向けての準備
完了条件:整理したソースコード(公開用)と開発者向けマニュアル作成

STEP5:JASA内の手続き
完了条件:必要書類作成や会議での同意

3.1年目の目標

モニターとして使用していただいた方々の意見をベースにし、ツールの改修をおこない、
さらにJASA会員以外の方々へオープンソースとして公開する。

4.各事業計画

【事業№1】委員会開催
活動計画、進捗状況の確認

・毎月、年12回の開催(JASA会議室)

【事業№2】名古屋大学共同研究
ツールのオープンソース化の産学連携推進

・フィードバックをリスト化し、ツールに反映可能かどうかを検討
・リストに基づいた計画を作成し、対応可能な範囲で計画に沿ってツールを改修
・オープンソース化を目指し、ソースコードの整理や開発者用マニュアルの作成を実施

【事業№3】ET-WEST2019
ET-WEST2019への出展

・パネルの展示、配布資料
・説明員の派遣(2名)

【事業№4】ET2019
ET2019への出展

・パネルの展示、配布資料
・説明員の派遣(2名)

【事業№5】合宿
OSS化に向けたマニュアル・ソースコード等のレビュー
合宿検討会の実施(1回)


★いよいよリリース「RExSTM for C(レックス エスティーエム フォー シー)」【ダウンロードはこちら】

★ 「RExSTM for C(レックス エスティーエム フォー シー)」使用方法動画 こちら

★委員会アジェンダ
・2020年2月5日コチラ
・2020年1月14日コチラ
・2019年12月10日コチラ
・2019年11月12日コチラ
・2019年10月15日コチラ
・2019年9月10日コチラ
・2019年7月9日コチラ
・2019年5月14日コチラ
・2019年4月9日コチラ
・2019年3月8日コチラ
・2019年2月28日コチラ
・2019年1月11日コチラ
・2018年12月14日コチラ
・2018年10月31日コチラ
・2018年10月12日コチラ
・2018年9月14日コチラ


・ET2013 JASAブースセミナー発表資料
講演資料:状態遷移表のリバースモデリングへの適用紹介(PDF)
配布資料①:状態遷移設計研究会 活動紹介(PDF)
配布資料②:SPLE実践ガイド(PDF)
アンケート集計結果(PDF)
H24年度成果:状態遷移表設計におけるSPLE実践ガイド(PDF)
H20年度成果:状態遷移表の表記法(応用編)(PDF)
H19年度成果:状態遷移表の表記法(基本編)(PDF)

・ET/組込み総合技術展においてアンケートを実施し、設計手法の実態を把握すると共に、経年変化などの考察を行い、Webにて統計データを公表する。
2012年度 設計手法普及調査アンケート 集計結果(PDF)
2011年度 設計手法普及調査アンケート 集計結果(PDF)
2010年度 設計手法普及調査アンケート 集計結果(PDF)
2009年度 設計手法標準化アンケート 集計結果(PDF)
2008年度 設計手法標準化アンケート 集計結果(PDF)
2007年度 設計手法標準化アンケート 集計結果(PDF)

状態遷移設計研究WG 最新情報

状態遷移表自動生成・作成ツール「RExSTM for C(レックス エスティーエム フォー シー)」のモニター募集は終了いたしました。多くの方のご応募ありがとうございました。皆様に頂きました意見を反映したのち改めて正式版をリリース致します。

★ET/IoT 技術本部セミナー
ET/IoT 及び ET/IOT Westにおいて技術本部セミナーを実施しております。
資料は【コチラ

★日経テクノロジーonlineにコラム掲載されました(2015.5.22)

状態遷移表によるレガシーコードの蘇生術

竹田 彰彦(キャッツ プロダクト事業本部)

★日経テクノロジーonlineにコラム掲載されました(2015.4.17)

モデリングは芸術、”アートな状態遷移表設計”のすすめ

大塚 悦生(エリック・アンド・アンディ 代表取締役)


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技術本部 公開資料