技術本部成果発表会(2022年度成果)

JASA技術本部の活動にご理解いただくことを目的に、2022年度の成果を発表いたします。本会はリアルとWEBでのハイブリット開催いたします。みなさまご出席・ご視聴をお待ちしています。

技術本部長 竹岡 尚三

開催概要

  • 開催日時 2023年6月9日(金)12:50~17:30(開場12:35)
  • 開催形式 会場参加、あるいはWeb上のオンライン参加配信
    • 開催会場 HSB鐵砲洲 貸会議室(八丁堀) [地図]
    • Web配信 お申込みされた方には、6月2日(金)以降、順次ログイン方法をご案内いたします。

講演スケジュール

安全性向上委員会  13:00〜
複雑システムにおける安全設計の普及活動の成果について
 Society5.0と呼ばれる時代を迎えた今、従来の安全性対策では網羅しきれない安全要求が増えている中、システムズ理論による安全分析手法STAMP/STPAをコア技術に、技術者のための普及啓発の一環として安全性向上セミナーを開催。
 また、外部組織との積極的な技術交流や事例分析により複雑システムの安全設計の知見を深めることができた取組みについて報告する。
組込みシステムセキュリティ委員会  13:20〜
セキュリティ教育の現状と認定制度について~22年度活動内容および、23年度以降の動向~
 IPAから移管して頂いた、IoTセキュリティ教材の展開状況、JASA独自で開発を進めている組込みセキュリティ教材の状況の報告と、国際動向からみた、各国の認定・ラベリング制度の紹介と、JASAで推進を検討している認定制度に関しての紹介をする。
ドローンWG (IoT高度化委員会)  13:40〜
JASAで開発したドローンと今後の展開
 共同研究行っている金沢工業大学との研究内容の紹介と、共同研究を行っている成果についての活用方法についての報告と、ドローンWGで活動している自作ドローンの開発成果についての報告をする。
IoT技術高度化委員会  14:00〜
IoT技術高度化委員会の活動の軌跡とこれから~IOTからデジタルツインそしてコモングラウンドへ~
 IoTがバズワード化し、クラウドの目線で語られることが主流であった当初Thingsを中心に議論することが必要だ。との思いで、本委員会を立ち上げ活動してきた。
 ここにきて、DXの話題が席巻する中、IOTからデジタルツインそしてコモングラウンドへの展開を議論している。本委員会は発展的に昇華し、委員会名もコモングラウンド委員会と改名することとした。
IOT技術高度化委員会のこれまでの6年間活動を総括し、今後の展望を紹介する
スマートライフWG (IoT技術高度化委員会)  14:35〜
笑顔検知によるモチベーションアップ支援の提案~ハッピーミラープロトタイプ紹介~
 スマートライフWGでは、画像から感情を分類し可視化する技術の応用事例を検討してきた。2022年度の活動として、2021年度に作成したリモート先の相手の感情を可視化する「エモーションフラワー」のプロトタイプを応用した、モチベーションコントロールに活用できる「ハッピーミラー」のプロトタイプを作成した。本セミナーでは、ハッピーミラーのプロトタイプの紹介する。
OpenEL活用WG (プラットフォーム構築委員会)  15:35〜
OpenEL ~対応デバイスのさらなる増加、仮想シミュレーション環境との連携を実現!~
 OpenEL(Open Embedded Library)とは、モータの制御やセンサの入出力等におけるソフトウェア・インタフェースを標準化した次世代の組込みシステム開発プラットフォームである。2011年からJASAが仕様策定作業を進めており、2023年5月現在、バージョン3.2が最新版である。
 本講演では、OpenELによる組込みソフトウェアの開発方法の変化とその効果について示すとともに、IoT-Engine RZ/T1への実装例、仮想シミュレーション環境「箱庭」との連携等について紹介する。
組込みIoTモデリングWG (プラットフォーム構築委員会)  16:10〜
SoS(System of Systems)時代のサービス創出に向けたJOB理論モデルの拡張
 DXによる新たなデジタルサービスの創出が求められている昨今、当WGでも改めてモデルを活用したサービス検討にトライすることに活動方針を定めました。
 これまで当WGでは、JOB理論をモデルにすることで新たなサービスを創出するようなプロセスを考案してきましたが、システムオブシステムズが中心の今、これまでのやり方では複数のステークホルダの記載ができておらず、十分な検討ができないことが判明しました。そこで2022年度の活動では、JOB理論モデルを、複数のステークホルダ版に拡張してモデル化することで、新たなサービスの発見につなげられるのかどうかにトライしました。
RISC-V WG (ハードウェア委員会)  16:50〜
2022年度活動状況について
 RISC-V WGの活動状況について報告する。月例WGの参加状況、隔月開催のWG主催Webinarの実績、その他展示会や他団体との相互講演活動についてまとめる。21年度までのArduino環境ベース32ビットRISC-VのFPGA実装に続き、2022年度はLINUXが動く64ビット版RISC-VのFPGA実装を産学共同で実施した。
 この開発成果をJASA会員が活用できるようにするため、手順をまとめたWebサイトの整備を計画している。この取り組み状況について報告する。