組込みLinuxエンジニア認定プログラム

Linux FoundationとJASA 「組込みLinuxエンジニア認定プログラム」を発表
~フィジカルAI時代の組込みエンジニアのスキル向上を支援~

  

2026年7月24日
一般社団法人組込みシステム技術協会
会長 竹内 嘉一
Linux Foundation
日本代表 福安 徳晃

 

 オープンソースを通じた大規模イノベーションを促進する非営利団体 Linux Foundation (以下 LF) と、組込みシステムにおける応用技術に関する調査研究、標準化の推進、普及および啓発等を行う一般社団法人組込みシステム技術協会(以下 JASA)は、組込み分野でのLinuxを中心としたオープンソースソフトウェア(OSS)技術を利活用できるエンジニアのスキルセットの向上に向けて「組込みLinuxエンジニア認定プログラム(英語名:Embedded Linux Engineer Program)」を発表します。

 両社は、2024年11月に発表した国内における組込みソフトウェアエンジニアの育成とスキル向上を目的とした教育分野での協業を推進してまいりましたが、時代はさらに変化しており、あらゆる分野にAI技術が浸透し始め、従来の組込み分野においても、フィジカルAIの導入、普及が加速しています。AIの実装にはオープンソースが多用されており、組込みシステムでも従来の制御中心のソフトウェア技術に加えて、OSSやLinuxに関する技術知識が必須となってきています。

 このような背景を受け、LFとJASAの協業の一環として、今回発表の「組込みLinuxエンジニア認定プログラム」を通じて、組込みシステムに特化したLinuxのスキル習得とスキルの可視化を行うトレーニングと認定制度を提供することにより、フィジカルAI時代の技術習得を加速、国内での開発力を強化目標としています。

 


 

「組込みLinuxエンジニア認定プログラム」の概要


認定の仕組み

 それぞれの認定グレードで求めるETECのクラスを受験、必要なグレード相当の得点を獲得し、かつLFが提供するLinux関連の指定講座を受講後、修了試験 Certified Open Source Developer for Enterprise (CODE)に合格することにより認定を行います。

認定グレード*:

 エントリーレベル(初級)、ミドルレベル(中級)、アドバンストレベル(上級)
  * 2026年度中に開始する認定グレードとしては、エントリーレべルのみを想定

エントリーレベル 認定条件

  1. ETECクラス2 グレードB以上
  2. Linux Foundation トレーニングの受講
    • ⚫️ LFS101-JP Linux入門
    • ⚫️ LFD121-JP セキュアソフトウェア開発
    • ⚫️ LFC191-JP ソフトウェア開発者向けオープンソースライセンス基礎
       (今後開始予定のトレーニング)
  3. CODEの受験と合格

認定のメリット:

  1. 組込み分野でのLinux,OSS開発に必要な知識習得をしたエンジニアのスキルレベルをバッジ(認定)発行により可視化
  2. 認定者に対して、LFの有償トレーニング、カンファレンスなどの受講優待バウチャーの発行、両者開催の技術セミナーなどの先行案内、認定者交流会などを認定者特典として提供
  3. 今後発表予定のミドル、アドバンストグレード認定のロードマップによる継続的なスキルアップの機会を提供

提供開始スケジュール

 2026年下期を予定しています。プログラムの詳細は順次発表いたします。今後上級グレードに相当するミドル・アドバンストグレードに認定プログラムを拡充していく計画です。

 


 

 今回発表の「組込みLinuxエンジニア認定プログラム」は、高度な技術を備えた次世代の組込みソフトウェアエンジニアを育成するための効果的なスキームの構築の第一歩と考えています。

 JASAは長年にわたり、組込みソフトウェアエンジニアの育成と認定に尽力し、毎年2,000-3,000人の技術者の教育、認定を行ってまいりました。一方で、LinuxやOSSの新しい技術に関するトレーニングや認定試験については、これまで体系的に提供されていませんでした。
 LFはLinuxをはじめとするOSSに関する豊富な知識と経験を有しており、世界中で技術者育成プログラムを提供しています。

 両組織は、引き続き、日本の組込みソフトウェアエンジニアの裾野を広げるためのトレーニングや組込みソフトウェアエンジニアのスキルセットを証明するプログラムを共同開発し、提供拡大してまいります。

参考:2024/11/19発表:「国内における組込みソフトウェアエンジニアの育成とスキル向上を目的とした教育分野での協業」:
https://www.jasa.or.jp/lists/pressrelease20241119/
参考 : 2026/7/16発表 「新認定 Certified Open Source Developer for Enterprise (CODE) 日本語で受験可能に」
https://www.linuxfoundation.org/ja-jp/news/code-certification-now-available-in-japanese


報道関係者からのお問合せ先
 Linux Foundation  大竹  メール:notake@linuxfoundation.org
 一般社団法人組込みシステム技術協会  本部事務局 メール:jasainfo@jasa.or.jp


一般社団法人 組込みシステム技術協会について
組込みシステム技術の高度化及び効率化を図り、我が国の産業発展に寄与することを目的とし、1986年に設立しました。関連技術に関する情報提供、人材育成、地域振興や業界発展を目的とした技術カンファンスや展示会などの事業運営も行っております。詳細については、www.jasa.or.jpをご覧ください。

Linux Foundationについて
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