安全性向上セミナー in 2025
【安全性向上セミナーの対象者】
聴講対象は、高い安全性が求められる自動車、航空、重機、医療などの産業分野の技術者、安全要求策定者、安全性やセキュリティに関わるプロジェクトマネージャー、品質保証エンジニア、安全性やセキュリティの戦略決定に関わる経営層、関連分野の研究者・教育者および学生を想定しておりますが、安全性に興味のある方々のご参加を広く歓迎いたします。
主催: 一般社団法人組込みシステム技術協会(JASA)
後援: 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)(予定)
AI/IoT システム安全性シンポジウム
シリーズ日程
※ 都合により、講師/プログラム内容が変更となる可能性があります。あらかじめご了承ください。
- 開催形式 第1回オンサイト開催(PC要持参) 第2回 オンライン開催
- 予備知識
安全工学に関する一般的な知識ないし業務経験があった方が望ましいが、必須ではない。
- 習得できる知識
- ・安全の基本と、安全論証の重要性を学ぶ
- ・ソフトウェア集約システム・組込みシステムの安全やセキュリティに関する国際規格を学ぶ
- ・複雑システムのシステムズ理論に基づく事故モデルのSTAMPをベースとした分析手法であるSTPAやCAST を具体的な事例で学ぶ
- 対 象 者
組織(企業、地域団体、学校法人等)において、複雑なソフトウェアを駆使した高度な次世代システムを開発しているエンジニア、または、自動車、航空、鉄道、ロボット、医療の他、安全設計に従事している方。
- 受 講 料
【JASA会員】 第1回(オンサイト開催)6,000円 / 第2回 (オンライン開催)3,000円
【一般(非会員)】第1回(オンサイト開催)12,000円/ 第2回(オンライン開催)6,000円
【学生枠】JASA事務局にお問い合わせください。 Eメール jasainfo@jasa.co.jp
- 参考図書
『システム技術に基づく安全設計ガイド』
本セミナーは上記書籍に基づいていますので、お手元にご用意いただくことをお勧めします。
購入サイト https://www.jasa.or.jp/tech/safety-2/
- 開催人数
最低開催人数:各回5名
※第1回オンサイトは10名まで。10名を超える場合は会場の収容人数を超えるためオンライン形式に変更する。
- オンサイト開催場所 組込みシステム技術協会 本部事務局(東京都 八丁堀)
第1回 STAMP/STPA入門 ハンズオンセミナー(2月18日)
※PCを使用しますので、ご持参下さい。
- 13:25~13:30オープニング
- 13:30〜 14:55「STAMP/STPAとは? ~列車ドアの事例~」
「とりこ検知システムの分析事例」/「最近の事故に関する分析の可能性について」
講師:システム安全コンサルタント 三原 幸博 氏
- 15:00~16:25「STAMP/STPAハンズオン ~初級編~」
講師:(独)情報処理推進機構(IPA)石井 正悟 氏
- 16:25~ クロージング
三原 幸博
石井 正悟
セミナー概要
開発対象システムだけでなく、人や組織を含んだ複雑なシステム全体の安全分析にはSTAMP/STPAのような方法論が欠かせません。STAMP/STPA初心者が勘違いしやすい点・理解し難い点についてのポイントを具体的な事例を活用しSTAMP/STPAの手順に沿って解説します。
- 「STAMP/STPAとは? ~列車ドアの事例~」(三原)
STAMP/STPAの概説(誕生の背景と狙い、分析の考え方)、安全性解析から対策立案までの流れを簡単な事例を通して解説します。
- 「とりこ検知システムの分析事例」(三原)
複雑システムの安全設計法として期待されているSTAMP/STPAの理解には、具体的な分析事例が欠かせません。鉄道の踏切内での「とりこ」を検知し列車を停止するシステムは実際にも用いられていますが、その運用が不十分で事故に至った実例もあります。これをSTAMP/STPAという方法論で分析するとどう役立つのかという視点も含めた講演を行います。
- 「最近の事故に関する分析の可能性について」(三原)
羽田航空機に関する事故調査委員会の報告を取り上げ、安全分析の網羅的なアプローチを試みます。
- 「STAMP/STPAハンズオン ~初級編~」(石井)
STAMP/STPA の分析手順を、例題を使って解説します。実際に分析していく流れを Q&Aを挟みながら具体的に実行することで、演習に近い形で理解を深めることができます。
* お申込みと同時に受講料はクレジットカード(VISA, Master, AMEX)決済されます。
* 入力した情報はJASA組込みシステム技術協会、株式会社EventHub(システム運用委託先)で管理いたします。
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第2回 システム理論で探るこれからの安全対策 ~STAMP/STPAの活用~ (2月25日)
- 13:55~14:00オープニング
- 14:00~14:55「STAMP/STPAの実用事例から得た教訓 ~クレーンの遠隔制御の安全分析への応用~」
講師:会津大学 名誉教授 兼本 茂 氏
- 15:00〜15:55【招待講演①】「システム理論による安全工学 ~想定外に気づくための思考法STAMP~の解説 (仮)」
講師:BIPROGY株式会社 福島 祐子 氏
- 16:00~16:55【招待講演②】「GoogleのSTAMPへの取組み~Google が実践する最先端の SRE」(仮)
講師:Datadog Japan合同会社 木村 健人氏
- 16:55~ クロージング
セミナー概要
Society5.0の時代における安全設計の基本(これまでと変わる部分と変わらない部分)について事故事例や公規格の遷移を交えて解説するとともに、IEC61508を始めとしたSafetyの国際規格、IEC62443を始めとしたSecurityの国際規格の最新動向について話しをします。
また、安全要求分析手法STAMP/STPAを、非エンジニアながら、STAMPエキスパートから学んだ企画担当メンバーの、STAMP/STPAの理解、応用などの深化の過程について、メンバーを送り出したプロジェクトのリーダーから、実際の体験に関する講演を予定しています。
- システム理論による安全工学 ~想定外に気づくための思考法STAMP~の解説 (仮)(兼本)
組織・人・コンピュータソフトウェア・機械からなる複雑システムは、通信技術の進展とともに.相互につながって多様なサービスを提供するようになりつつある。そこで起こる創発的(想定外)事故は、従来のFTA、FMEA、HAZOPのような還元論的な安全分析法だけでは防ぎきれない。これに対するパラダイムシフトとして、システミック・アプローチによる安全分析法STAMP/STPAに注目が集まっている。そこでは、抽象化・階層化した安全制御構造図に基づいた損失シナリオの抽出が行われ、最終的にシステムへの安全要求が識別される。その手順は一見簡単に見えるが、抽象化と階層化の意味を十分に理解しないと期待する成果が得られない。そこで、具体的事例を交えて、この意味を解説するとともに、手法の中で定義されていないリスク評価の方法論についても具体的方法を提案する。
- 「システム理論による安全工学 ~想定外に気づくための思考法STAMP~の解説 (仮)」(福島)
『システム理論による安全工学 ~想定外に気づくための思考法STAMP~』は、レブソン教授によって執筆された、STAMPのバイブル的な書籍である『Engineering a Safer World』の翻訳本です。STAMP による新しい安全工学について書かれており、システム安全に興味を持つ幅広い方々に STAMP の本質を理解していただきたく、日本語に訳しました。本講演では、本書に記述されている STAMP 理論が生まれた背景と理由、その基盤であるシステム理論、システムのライフサイクルを通した STPA や CAST を活用した開発や運用の考え方について解説します。
- 「GoogleのSTAMPへの取組み~Google が実践する最先端の SRE」(仮)
* お申込みと同時に受講料はクレジットカード(VISA, Master, AMEX)決済されます。
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