新年のごあいさつ・機関誌「Bulletin JASA vol.80」発行

新年のごあいさつ

あけまして、おめでとうございます。
旧年中は、当協会活動に格別なるご支援を賜り、心より感謝いたします。本年も引き続きお力添えの程、よろしくお願い申し上げます。

さて2022年はどうなるのでしょうか?
 年回りで言うと今年の干支は「壬寅(みずのえとら)」です。解釈に諸説ありますが、「壬」は「陽気を孕み(はらみ)厳冬を耐える状態」という意味があり、「寅」は「春の胎動」という意味があるようで、別の暦の解釈を交えれば「陽気を孕み厳冬を耐え、春の胎動で本質的な実力を養いながら、何事にも好奇心を持ってポジティブに進めば、華々しい成果が期待できる希望にあふれる年」となるそうです。
 過去の同じ年回りは420年前に遡った1602年で関ケ原の戦いの戦後処理を終えた年と同じです。この年は家康によって二条城の修復や伏見城の再建が行われ、佐渡金山、石見銀山から多くの金銀が出た年でもあるそうです。

組込みシステム技術協会
会長 竹内 嘉一

 JASAもこの事例に習い、COVID-19との戦後処理として、既存事業の修復と再構築を進め、新たな収益事業を具現化していく始まりの年としたいと考えています。
 そのために必要な御柱としてSDGsにならい『JASAビジョン2030』を策定中です。全容は2022年度期初に発表予定ですが、本誌にその一端を解説していますので、ご確認いただけると幸いです。
 今年の重点活動項目は、『JASAビジョン2030』に向けた1stステージの3ヵ年計画の初年度として、ニューノーマルを踏襲しつつも本部と支部の活性化を念頭に置いた、以下の6施策を進めて参ります。
● 展示会事業を成長性のある収益事業に刷新
● 業界団体としての、あるべき人材育成事業の追求
●サプライチェーンでのセキュリティ対応支援事業の創出
● 経営者向けプログラムの充実と人脈形成機会の創出
● 業界マップの制作とビジネスマッチングの場の創造
● 業界標準プラットフォームの開発と成果物の共有化

 最後になりますが、COVID-19の脅威がまだまだ続くなか、皆様におかれましては健康最優先に留意いただき、今年も一年、「JASAビジョン2030」に向けて活力ある協会づくりへの変革を、皆様と共に力を合わせ、知恵を出し、進めて参る所存ですので、何卒よろしくお願い申し上げます。


機関誌「BulletinJASA vol.80」


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