EdgeTech+ とは
はじめに
「機器制御の黒子」として製品開発シーンを支えてきた組込みシステムは、今やモビリティ、製造、ロボティクス、インフラといったあらゆる産業の中核を担う存在へと進化しています。
その役割は、単なる制御からリアルタイム知能、セキュア通信、クラウド連携、UX設計まで広がり、まさに「動くAI」として社会インフラを支える中核技術になりつつあります。
この劇的な変化の背景には、生成AI/エッジAIによるソフトウェアの自動化、IoTデバイスによる常時接続環境、強化される国際的なセキュリティ規制といった複合要因が存在します。さらに近年では、センサ・アクチュエータ・推論エンジンを一体化した“フィジカルAI”が、物理空間での判断と行動を可能にし、組込み技術を「静かな知能」から「動的で創造的な価値提供者」へと変貌させています。
EdgeTech+ 2025は、こうした変革の最前線を体感できる、日本最大級の組込み・エッジテクノロジー総合展示会です。AI(生成AI/エッジAI)× IoT × セキュリティの融合がもたらす新たな社会実装の波は、組込みシステムを“隠れた制御装置”から“戦略的収益エンジン”へと押し上げています。
本展では、AIを前提とした設計思想、セキュアバイデザイン、レジリエントなサプライチェーン構築などを軸に、組込みエコシステムの全体像を俯瞰。さらに制度・市場動向から現場での実装展開までを取り上げ、ステークホルダーの皆様に新たな成長の視点とビジネス機会を提供します。
EdgeTech+ の軌跡と技術のシフト
イベントの歴史
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1986
MST(Microcomputer System & Tool Fair)としてスタート
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2002
組込み総合技術展(Embedded Technology Expo)と改名
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2015
IoT総合展(IoT Technology Expo)との併催
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2022
事業変革を推進するための最新技術とつながる総合展『EdgeTech+』へ
組込み技術の「役割のシフト」
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第1フェーズ
制御主体の専用機能としての組込みシステム
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第2フェーズ
ネットワーク接続とデータ収集
IoTの登場とともに、組込みは単体で完結する装置から、「つながる端末」へ
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第3フェーズ
ソフト主導化・AI化とユーザ価値の創出
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第4フェーズ
生成AI・クラウド・セキュリティを軸に進化する組込み開発
イベントコンセプト
事業変革期を迎えた今、エッジテクノロジーに新たなプラスで顧客起点の価値創出を実現するイベントへ