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RO ロボコン モデリングワークショップ

ロボコン モデリングワークショップ

併催イベントとして実施する「ETロボコン チャンピオンシップ」からのワークショップ。モデリングに関心のある方なら、どなたでも参加できます。ワークショップの事前登録は不要です。直接会場にお越しください。

審査総評

2016年モデルの振り返りと2017年への課題

10:00〜11:00

このワークショップでは参加者が実際に作成したモデルが取り上げられ、審査員から指摘・改善のアドバイスを受ける事が出来るため、モデリングによるソフトウェア開発において高い学習効果を上げている。審査委員と技術性能審査団が、今年のモデルについて、その傾向や特長、過去との対比などさまざまな視点から分析を分析を試みながら、入賞チームのモデルに加え、参考になるモデル、各種新たな試みなどを紹介する。また、今年の総括を踏まえ、来年取り組むべき課題についても触れる。

渡辺 博之(本部審査委員長)
株式会社エクスモーション取締役社長/(一社)組込みシステム技術協会 理事

プロフィール 横浜国立大学卒業後、メーカー勤務を経て、1996年より組込み分野におけるオブジェクト指向技術の導入支援に従事。コンサルタントとしてFA装置や自動車、デジタル家電など多くの分野において現場支援や人材育成を手掛ける。 2008年9月に(株)エクスモーションを設立し現在に至る。
ETロボコンでは、創設時より本部審査委員長として活動。
他に、組込みシステム技術協会(JASA)理事、UMTP組込みモデリング部会主査、派生開発推進協議会副代表。

鈴木 尚志(本部審査委員)
株式会社コギトマキナ 代表取締役社長

プロフィール 1991年より日本IBM大和研究所にて組込みシステム開発に従事。2002年にモデル駆動型ソフトウェア開発(MDD)による商業製品を日本初出荷。UMLを用いた30品目、50種以上の社内外の製品開発に携わる。2009年よりIBM組込みシステムエバンジェリスト。2012年に「ストーリーのあるモノづくり」をモットーに(株)コギトマキナを設立し現職。他に、IPA/SEC結合系システム・ソフトウェア信頼性基盤推進委員会委員 ・各種学校特命教授、非常勤講師など兼務。
海が好き。

河野 文昭(本部性能審査団)
株式会社アドヴィックス 技術統括部 機能安全監査グループ 部長格

プロフィール 技術士(総合技術監理部門、情報工学部門)。
自動車の制御ブレーキ開発に永年従事しており、2009年からISO 26262(自動車機能安全規格)への準拠活動に尽力中。
ETロボコンでは、2008年にADoniSのリーダーとしてCS大会優勝を飾り、2009年より本部性能審査団として活動。
他に、ISO/IEC JTC1/SC7 WG10 アドバイザー、独立行政法人 情報処理推進機構 ソフトウェア高信頼化センター連携委員、公益社団法人 自動車技術会 情報セキュリティ分科会委員、一般社団法人 JASPAR 機能安全WG 副主査、一般財団法人 日本自動車研究所 ISO 26262 運営委員会幹事、WOCS2プログラム委員、SCN-SG ステコミ委員、日本SPICEネットワーク代表を務める。

ミニワークショップ

11:00〜11:30(1回目)、13:00〜13:30(2回目)

機能モデル、構造モデル、振る舞いモデルで伝えたいこと 〜モデル審査の観点から〜

モデルベース開発に取り組んでみたけど、「結果どうだったんだろうか」「良かったのだろうか」、色々と気になるところではないでしょうか。 今年のデベロッパー部門プライマリークラスでは、機能モデルが追加されました。 機能、構造、振る舞いのモデル図は、伝えるものになっていたでしょうか。 このモデルは、このように読めるよ(読めてしまう)とか、モデル審査員が取り組んで欲しいポイントなど、モデル審査の観点から振り返りながら、みなさん一緒に考えてみましょう。

林 啓弘(南関東地区審査委員長)
アンリツエンジニアリング株式会社 経営推進部 経営企画チーム エキスパートエンジニア

プロフィール アンリツエンジニアリング株式会社の技術部門、教育部門、品質保証部門、経営管理部、業務革新推進部を経て、現在、経営推進部に所属。技術部門在籍中は伝送交換、情報端末の開発に従事し、1996年頃から業務にオブジェクト指向開発に取り組み、社内教育に展開。その後、社内情報セキュリティ管理に従事し、2010年から社内技術教育にも併せて携わり、現在に至る。

カラー判定で考える要素技術の有効性

ETロボコン2016では「カラーセンスを磨け!」というキャッチフレーズのもと、さまざまな場面で色の認識が求められる競技課題が課せられました。各チームそれぞれ工夫を凝らして、カラーセンサーの特性や色判定における課題に立ち向かい、色認識の精度の向上に取り組んだと思いますが、その取り組みの成果は「制御モデル」に反映されたでしょうか? 本ワークショップでは、カラー判定を題材に各チームの取り組みを比較しながら、「制御モデル」と「要素技術」の記述について解説いたします。

京増 司(本部性能審査団)
ETロボコン2016実行委員会 本部性能審査団

プロフィール 2008年から2011年の4年間ETロボコンに参加チームとしてエントリー、そのうち2009年から2011年大会はチャンピオンシップ大会にも挑戦してきた。2014年より東京地区実行委員会において主にモデル性能審査を担当。2016年は本部性能審査団も兼務。

モデルで問題を捉える〜分析モデルの考え方〜

今年のアドバンストクラスでは、「分析モデル」という新たな審査項目が登場しました。複雑化の増すこれからの組込みシステム開発においては、複雑な問題を複雑なまま解こうとするのではなく、いかに問題そのものを整理して理解できるかが重要です。分析モデルの狙いは、問題自体の特徴や仕組みをモデルを用いて見出そうという点にあります。本ワークショップでは、分析モデルの考え方やポイントについて、身近な題材を用いた演習を通じて解説いたします。

高橋 寛之(北関東技術委員長)
日本精工株式会社 ステアリング技術センター ステアリングR&Dセンター 次世代コラムEPS開発部 副主務

プロフィール 1999年群馬大学工学部情報工学科卒。画像・音声信号処理機器やカーナビゲーションシステムといった組み込みソフトウェア開発に従事する中で、各種モデリング手法の導入・実践を図る。2010年に日本精工株式会社へ入社、現在は電動パワーステアリング(EPS)のソフトウェアアーキテクチャ開発を務める。ETロボコンにはアドバンストクラス初開催となった2014年大会に個人枠で初挑戦し、チャンピオンシップ大会競技部門準優勝、モデル審査部門ベスト・オブ・アプローチ賞を受賞。2015年より北関東地区実行委員。UMTP L3モデラー、テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)。

渡辺 博之(本部審査委員長)

渡辺氏プロフィール詳細はこちら

ステートマシン図を活用しよう

ETロボコンで活用しきれていないのがステートマシン図です。ステートマシン図はモデル化対象の振舞を的確に表現できることから、自動生成・モデル検証・テスト設計といった領域でも利用されています。このように価値の高いステートマシン図を活用しない手はないと考えます。そこで今回は、ETロボコンでの活用事例と簡単な演習を通して、ステートマシン図を活用する際の考え方やポイントを説明します。ステートマシン図を活用して1つ上のモデリングを目指したい方、ご参加お待ちしております。

中嶋 栄次(本部審査委員)
株式会社豆蔵 技術コンサルティング事業部 主幹コンサルタント

プロフィール OA機器の組込み開発プロジェクトにてソフトウェア開発者として活動する中で、新しいソフトウェア開発技法の導入が必要と感じ、構造化技法・オブジェクト指向による開発を実践。 2001年3月より(株)豆蔵に入社し、エンジニアリング力とテスティング力強化やプロセス改善に関するコンサルタントとして活動。 製品開発メーカおよびITベンダに技術教育、プロセス改善、開発支援を実施。 2005年よりETロボコンのモデル審査を担当。

モデル&企画書相談所 + クロージングパネル

11:00〜15:00

審査員が交代で相談所を開設。参加者は持参したモデル図または企画書をもとに審査員と個別に対話形式で議論し、デベロッパー部門であればモデリング、分析・設計、開発技術など、イノベーター部門であれば企画書全般の書き方やWhy/What/Howそれぞれの書き方等について、アドバイスを受けることができる。 チャンピオンシップ大会への出場者でなくとも相談を受けられるので、モデリングの初心者や具体的なケースで議論したい場合には効果的である。

【重要】 相談所へ参加の方へお願い

・相談所へお越しの際には、モデル図(紙)または企画書(紙)は各自で準備してください。

・今年も、詳細なフィードバックができるように、各チーム毎に担当審査委員を割り当てることにしました。詳細なフィードバックをご希望のチームは、ぜひ担当審査委員に相談してください。もちろん、例年のように他の審査委員に相談することも可能です。

※チャンピオンシップ大会の出場者でないチームも参加可能です。尚、事前登録は不要です。

※モデリング相談所は11:00〜15:00(ミニワークショップと平行)を予定しています。
参加者は、この間に適宜昼食をお取りください。クロージングパネルは、15:00から開始します。
クロージングパネル終了後に、ETフェスタが開催される展示会場へと移動します。

出展社の方へ

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組込み総合技術展 Video report

主 催

主催:一般社団法人組込みシステム技術協会

企画・推進

企画・推進:株式会社JTBコミュニケーションデザイン

お問い合わせ

ET 事務局

Tel.03-5657-0756
etinfo@jasa.or.jp

IoT Technology 事務局

Tel.03-5657-0756
iotinfo@jasa.or.jp

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