ET West 2019 & IoT Technology West 2019
JA-1
614日(金)
10:00〜12:00
ルーム 4

10:00〜11:00 AI・IoT時代を見据えたセーフティ設計技術の知見を体系化した取組みのご紹介

AI・IoT時代の到来で、システムとソフトウェアの大規模化・複雑化が一層進むとともに、従来には無い、未知の製品・サービスが増えてきている。同時に、安全性の確保が課題となるが、その土台となる国際標準レベルの安全設計を遂行できる管理者やエンジニアが不足している。JASAの安全仕様化WGでは、このような課題の解消を図るため、セーフティ設計技術における既存の知見を体系化するとともに、技術教育の提供を開始することにした。
本発表では、「システム技術における安全設計ガイド」(9月発売予定)の概要を紹介する。また、書籍の中から安全設計の初学者向けにいくつかの技術トピックスをピックアップして紹介する。

余宮 尚志

株式会社東芝 研究開発本部 ソフトウェア技術センター 主務

プロフィール

電気・電子・プログラマブル電子の機能安全(国際安全規格IEC 61508)、自動車向けの機能安全(国際安全規格ISO 26262)、自動車向けサイバーセキュリティのガイドブック(SAE J3061)等の国際標準に対応した設計技術及び開発プロセスの研究開発、プロジェクト管理・開発体制の構築に関する支援と技術教育、開発プロセス監査と製品アセスメントに従事。

11:00〜12:00 組込み機器開発におけるセキュリティの考え方 セキュリティ設計における2つの視点

情報セキュリティWGでのセキュリティ活動を通じて、現場技術者が視点として持たなければならない点に関するセキュリティの要点を解説する。システム全体からIoT機器のセキュリティとして考えなければならない視点を解説する。
開発プロセスにおいては、実際に機器を対象にセキュリティの分析を行った結果から、上流、下流設計におけるセキュリティ設計の視点やシステム全体の設計視点に関しての解説をする。

牧野 進二

株式会社 日立産業制御ソリューションズ 組込みシステム本部 第二設計部 副部長

キャリア向けISDN、PHS向け交換機の組込みソフトウェア開発・保守から始まり、スマートフォン開発、IVI開発や放送機器向けのハードウェア開発(回路設計、FPGA設計など)などのキャリア経験を持っている。開発技術だけでなく、組込み開発プロセス改善活動、ソフトウェア保守方法の改善など開発マネジメントの活動、組込み技術者の教育活動に携わった経験がある。著書として、「組込みエンジニアの教科書」、「エンベデッドシステム開発のための組込みソフト技術」がある。

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