ET West 2018 & IoT Technology West 2018
カンファレンスプログラム
TSテクニカルセッション
TS-6
7月6日(金)14:30-16:00
ルーム9

量子コンピュータの商用化に向けて 基礎から最先端研究開発動向まで

量子力学原理を情報処理に積極的利用した量子コンピュータに対して、近年大きな注目が集められている。量子コンピュータを利用することで、因数分解・機械学習・量子化学計算を従来のノイマン型コンピュータよりも圧倒的に高速に処理することが可能となる。そのため、Intel, IBM, Googleといった世界的大企業がその実現に向けた研究開発を行っている。本講演においては、量子コンピュータの基礎から最新研究開発動向まで紹介する。さらに、ビジネス展開の可能性や商用化に向けた課題についても言及する。

川畑 史郎

産業技術総合研究所 ナノエレクトロニクス研究部門 研究グループ長

プロフィール

博士(工学)。1998年電子技術総合総合研究所に入所。2001年より産業技術総合研究所にて量子コンピュータや超伝導エレクトロニクスの研究開発に従事。2017年より現職。その間、オランダTwente大学、スウェーデンChalmers工科大学、フランスCNRS理論物理研究センター、フランスLaue-Langevin研究所、ロシア国立研究大学経済高等学院にて客員研究員や客員教授を併任。専門は理論物理学と量子情報処理。

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