ET & IoT Technology 2019
TS-8
1122日(金)
11:30〜13:00
アネックスホール[F201]

ディープラーニング推論向けハードウェア実装の研究動向

ディープラーニングの研究開発が進んでおり、その統計的な性質を利用することで認識精度を維持しつつ大量のパラメータを削減できることが明らかになってきた。特に最新の軽量化技術は既存の量子化・スパース化とは本質的に異なる方式であり、ディープラーニング推論デバイスの構成を再検討する必要がある。本講演ではディープラーニング推論デバイスの軽量化技術に関する研究動向を紹介し、FPGA実装を通した事例を通してディープラーニングのアルゴリズムの推論デモを行う。

中原 啓貴

東京工業大学 工学院情報通信系 准教授

プロフィール

2007年 九州工業大学 博士後期課程 早期修了、博士(情報工学)取得。同年、九州工業大学 情報工学部 電子情報工学科 産学官連携研究員、2011年 鹿児島大学 大学院理工学研究科 工学系電気電子専攻 助教、2014年 愛媛大学 大学院理工学研究科 電子情報工学専攻 講師を得て、2016年から東京工業大学 工学院 情報通信系 准教授。その間2012年3月英国オックスフォード大, 2019年インペリアルカレッジ大に研究員として滞在。多値論理、論理関数の複雑度解析、LSI設計技術、FPGA応用に興味を持つ。近年はディープラーニングをFPGAに効率よく実現する設計法に取組んでいる。

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