ET 2018 & IoT Technology 2019
カンファレンスプログラム
B ブロックチェーントラック
B-1
11月14日(水)10:00-12:30
アネックスホール[F202]

10:00-10:20 ブロックチェーンの課題と未来

ブロックチェーンは、何者によっても改変できない記録を維持できるとされ、金融の枠組みを超え、IoTを含む様々な応用可能性が取り沙汰されている。多くの実証実験や分析を経て、この技術の課題や限界が明らかになってきているが、それらの課題や限界を乗り越える新たな技術も提案され出している。この講演では、ブロックチェーンの技術やそのガバナンスの課題・限界を明らかにした上で、その乗り越え方とその先について考える。

斉藤 賢爾

慶應義塾大学 環境情報学部 講師(非常勤)

プロフィール

慶應義塾大学 SFC 研究所 上席所員・環境情報学部 講師(非常勤)。一般社団法人ビヨンドブロックチェーン 代表理事。株式会社ブロックチェーンハブ CSO (Chief Science Officer)。1993年、コーネル大学より工学修士号(計算機科学)を取得。2006年、デジタル通貨の研究で慶應義塾大学より博士号(政策・メディア)を取得。主な著書に「信用の新世紀 ─ ブロックチェーン後の未来」(インプレスR&D)。

10:25-10:50 ブロックチェーンが抱える、課題解決のアプローチ

ブロックチェーンにはパブリック型とプライベート型と呼ばれるタイプがある。本公演では、それぞれが何を目的に作られているか、作られるべきかを振り返り、企業ユースでは多くの場合プライベート型がフィットすることを示す。そしてさらにプライベートブロックチェーンが何を満たすべきかをまとめ、その解の一つとして、オープンソースのBBc-1 (Beyond Blockchain-One)を紹介する。

久保 健

株式会社ゼタント 代表取締役

プロフィール

株式会社ゼタント代表取締役。次世代ブロックチェーン基盤BBc-1のメイン開発者。京都大学大学院工学研究科修士卒。株式会社KDDI総合研究所にて14年間、モバイルコアネットワーク、アドホック・センサーネットワーク、分散コンピューティング、ゲーム理論等の研究に従事。電子情報通信学会、情報処理学会にて受賞歴あり。KDDI株式会社にて2年間、複数の大規模インフラサービスのプロジェクトマネージャを経験。2017年に株式会社ゼタントを創業。

10:55-11:20 ブロックチェーンがもたらすIIoTビジネスの可能性

ブロックチェーンとスマートコントラクトによりサービスに結び付けられたIIoTデバイスは新たな方法での「こと」売りビジネスを展開できる可能性を持っている。当社の考えるMeasurement as a Serviceのコンセプトとともに、センサ情報への課金への応用を紹介する。

林崎 浩典

横河電機株式会社 マーケティング本部 イノベーションセンター

プロフィール

二次電池最適化ソリューションの研究開発とともに、組織横断による分散台帳技術の調査およびビジネス探索の活動に携わる。

11:25-11:50 『ブロックチェーン技術による分散エネルギー情報基盤アライアンス(DELIA)』が実現したいこと ローカルVPP・再生可能エネルギーの経済的自立へ向けて

第五次エネルギー基本計画には、再生可能エネルギーの経済的自立が示されている。脱炭素社会へ向けてローカルVPP(仮想発電)など、地域内の電力融通や分散エネルギーの統合化が目標となる。このような背景の中、ブロックチェーン技術は、再生可能エネルギー由来の電源であることを証明し、分散エネルギーを緩やかに束ねる。さらに、エネルギー決済をシームレスに実現するなど、新たな分散エネルギーの経済圏を創出する。

中村 良道

株式会社スマートエナジー研究所 ファウンダー/
社団法人 DELIA(申請準備中) 代表理事

プロフィール

分散エネルギーの企画・開発に25年以上携わる。その経験から、再生可能エネルギー自立へ向けて「地産地消型 電力融通を実現」するローカルVPP(仮想発電)のプロデュースを行う。今年、ブロックチェーンを活用した分散型エネルギー情報基盤アライアンス(DELIA)を立ち上げた。ブロックチェーン技術が分散エネルギーの「ビジネスと技術」をつなげ新市場創出をもたらすとの信念のもと活動している。芝浦工業大学 工学部  非常勤講師

11:55-12:10 蓄電池による分散エネルギーシステムへの応用

村田製作所では、分散エネルギーシステム実現の為に不可欠な家庭用蓄電システムの開発・商品化を推進している。社会浸透性を高める為、独自のリチウムイオン蓄電池とインバータ設計技術を融合し、コンパクトかつ導入しやすい安価なバッテリーシステムを提案する。上位EMSとの連携で自在に制御可能とし、ローカルVPPの基幹技術開発ならびに新たなエネルギー社会実現へ貢献する。

佐藤 和三

株式会社村田製作所 モジュ-ル事業本部 エナジーシステム統括部 ESS第1商品部 シニアマネージャー

プロフィール

1991年ソニー(株)入社、映像機器デバイス、電力変換機器設計に従事。2010年から同社リチウムイオン電池事業に参画、大型蓄電システムを主とした再エネ関連機器の開発を主導し、国内外のマイクログリッド実証実験に携わる。
17年9月、ソニーからの電池事業譲渡に伴い村田製作所へ入社。同社のデバイス、IoT技術を電池技術に融合し、一歩先行く製品開発をリードする。

12:15-12:30 ブロックチェーン技術を用いた電力需要調整力サービス

再生可能エネルギーの普及や電力の自由化など、電力ビジネスの環境が移り変わる中、エネルギー技術を通じて「社会問題をビジネスで解決する」ことが要求されている。
本講演では、スマートグリッド構築、地産地消の街づくりに向けたブロックチェーン技術の取り組みと地域実証の具体的な事例を紹介する。
また、ブロックチェーンを実現するエネルギーゲートウェイをはじめとしたエネルギーソリューションについて詳説する。

小松 宣夫

株式会社日新システムズ システムソリューション事業部 事業部長

プロフィール

1991年日新システムズに入社。以来、一貫して監視・制御・ネットワークの開発にあたる。2011年よりEMS製品を中心にした開発事業に従事し、2015年よりエネルギーソリューションの事業責任者。現在、宮古島島嶼型エネルギー実証への参画やVPP関連システム構築、スマートシティを無線で実現するための通信仕様であるWi-SUN FANの展開を推進中。

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