Embedded Technology 2014
ET 2014 dates
IoTでビジネスが変わる! 組込み技術が進化する!成長分野を支える最先端技術とソリューションをアピール
1-1.TOPPERSプロジェクトの概要と最新の成果

本セッションでは、TOPPERSプロジェクトについて概説した後、最近の活動成果と現在の取り組み、および今後の活動予定について紹介する。 また、自動車やロケットへの搭載も進むなど、各種組込み事例についても紹介する。

[講師]高田 広章 氏 名古屋大学 未来社会創造機構 大学院情報科学研究科 附属組込みシステム研究センター長

[プロフィール] 名古屋大学未来社会創造機構教授。同大学大学院情報科学研究科教授・附属組込みシステム研究センター長を兼務。1988年東京大学大学院理学系研究科修士課程修了。その後、東京大学助手、豊橋技術科学大学助教授等を経て、2003年より名古屋大学教授。2014年より現職。リアルタイムOS、リアルタイムスケジューリング理論、車載組込みシステム、組込みシステム開発技術等の研究に従事。オープンソースのリアルタイムOS等を開発するTOPPERSプロジェクトを主宰。博士(理学)。

1-2.組込みシステム向け仮想化システムに関する取り組み

TOPPERSプロジェクトの組込みシステム向けの仮想化技術に関する取り組みとして、SafeGと車載向けホスト型VMについて紹介する。SafeGは,ARMプロセッサ上でRTOSの信頼性とリアルタム性を保ったま、,Linuxと同時に実行することが可能となる。ホスト型VMは、車載向けマイコンに登載されたVM機能を使用して、非安全系をVM内で実行する機構である。VMはAUTOSAR OSの1タスクとして実行するため、柔軟なスケジューリングを実現可能である。

[講師]本田 晋也 氏 名古屋大学大学院 情報科学研究科 情報システム学専攻 情報プラットフォーム論講座 准教授

[プロフィール] 学生時代からTOPPERSプロジェクトの開発に関わる。現在では,マルチコアRTOSと仮想化の開発を主に担当。

1-3.ECHONET Lite 機器用通信ミドルウェア TOPPERS/ECNLの紹介

TOPPERSプロジェクトの2013年度ソフトウェア開発委託事業で開発したECHONET Lite 機器用通信ミドルウェア「TOPPERS/ECNL」について紹介する。 「ECHONET Lite」は、エコーネットコンソーシアムで規定される通信プロトコルで、家電の操作やセンサー入力などとの通信を扱うスマートハウス向けの通信プロトコルである。 本セッションでは、TOPPERS/ECNLの使い方と、機器の実装に必要となるECHONET Liteの内容について説明する。

[講師]長島 宏明 氏 コアーズ株式会社 開発部

[プロフィール] コアーズ株式会社にて通信機器の組み込み開発に従事。 2013年度よりTOPPERSプロジェクトに参加し、ECHONET Lite 機器用通信ミドルウェア「TOPPERS/ECNL」を開発。

2.「実用化が近づくTOPPERSのAUTOSARプラットフォーム」

2-1.TOPPERS/APの成果とAPコンソ―シアムの紹介

名古屋大学 大学院情報科学研究科 附属組込みシステム研究センター(NCES)では、2011年度からコンソーシアム型共同研究組織を立ち上げ、AUTOSARプラットフォームの研究開発に取り組み,TOPPERS/ATK2(OS)、TOPPERS/A-COMSTACK(COM)、TOPPERS/A-RTEGEN(RTE)を公開した。

本セッションでは公開成果物についての説明と、高品質な車載制御向けソフトウェアプラットフォームに関する研究開発として今年度より開始したAPコンソーシアムについて紹介する。

[講師]高田 光隆 氏 名古屋大学 大学院情報科学研究科附属組込みシステム研究センター 研究員

[プロフィール] 名古屋大学大学院情報科学研究科附属組込みシステム研究センター研究員。ソフトウェア会社にて,組込みシステム向けプラットフォーム,ネットワーク/無線機器開発に関する業務に従事し,TOPPERSプロジェクト発足当初より開発に携わる. 2011年より同センターにて,宇宙機向け通信ネットワークのプラットフォーム開発やAUTOSAR仕様に準拠したソフトウェアプラットフォーム開発に従事。

2-2. AUTOSAR開発体験キットの紹介

AUTOSARは、大規模な仕様、複雑なメソドロジであるが故に、簡単に理解することは難しい。また、Webで紹介されているようなアウトライン的な情報を読むだけでは、具体的にどのように車載ソフトウェア開発を行うのかの理解が困難である。そこで、TOPPERSから公開されている無償のAUTOSARプラットフォームを活用し、実際にAUTOSARを使った開発を体験することで、AUTOSARに関する理解を深められると考え、AUTOSAR開発体験キットを開発した。

[講師]鴫原 一人 氏 富士ソフト株式会社 ASI事業部 主任

[プロフィール] 2007年、富士ソフト(株)に入社。主に制御系ソフトウェア開発に従事。 2010年から4 年間、名古屋大学大学院 情報科学研究科附属組込みシステム研究センター(NCES)に出向。マルチプロセッサ向けリアルタイムOSの開発、検証に関する研究に従事後、AUTOSARプラットフォームの研究開発プロジェクトに、プロジェクトリーダーとして参加。AUTOSARのOSから開発に着手し、通信スタックであるCOM、アプリケーションへのインターフェイスを提供するRTEの開発を行った。開発成果は一部を除いて、TOPPERSプロジェクトから無償で一般公開した。また、NCESで実施している社会人向け人材育成プログラムにて、AUTOSARに関する公開講座も担当している。 現在は、富士ソフトへ帰任し、TOPPERS、AUTOSARを中心とした車載ソフトウェアビジネスを推進している。

2-3. TOPPERS ATK2技術を活用した、企業向けローエンドマイコン対応ソフトウェアプラットフォーム開発事例

車載の組込みソフトウェア開発ではAUTOSAR仕様のソフトウェア導入が進んでいる。企業は自社のシステム規模に応じたソフトウェアを用意する必要があるが、現在 市販されている製品だけではニーズに対して網羅できない状況にある。サニー技研はATK2の技術・品質の活用により、企業ニーズに応える活動を進めている。本セッションではAUTOSAR仕様の特定システム向けOS、ローエンドマイコン向けBSWの開発事例を紹介する。

[講師]田代 有宏 氏 株式会社サニー技研 車載事業部 課長

[プロフィール] 1994年、サニー技研に入社。2000年頃より車載関連のツール開発、組み込み開発に従事。2005年 名古屋大学と車載ネットワーク・機能安全に関する研究開発に参画し、FlexRay、CAN、LINネットワークソフトウェア仕様策定・設計に携わる。2007年からJASPAR 国プロワーキングにおいて国産AUTOSARプラットフォーム開発に参画し、2011年からはNCES ATKコンソーシアム、2014年はAPコンソーシアムにて車載AUTOSARベースのOS、BSWの研究開発に参画、現在に至る。

2-4. TOPPERS/ATK2を使ったAUTOSARプラットフォームの構築法 AUTOSAR導入のアプローチ

ECU調達のグローバル化や機能安全対応、多機能化・複雑化が進む車載ソフトウェア開発において、国内でもAUTOSAR導入が加速している。 一方で、AUTOSARの膨大な資料の理解や、既存システムからの効率的な移行などの課題がある。 イーソルは、これらの課題を解決し、AUTOSAR導入を支援する車載ソフトウェア向けの製品・サービスを提供している。 本セッションでは、イーソルがAUTOSAR導入支援で培ってきた知見やノウハウをもとに、AUTOSAR導入のメリットやAUTOSAR導入を容易にするTOPPERS/ATK2を使ったプラットフォームの構築方法などを、事例を交えて紹介する。

[講師]溝口 富久 氏 イーソル株式会社 車載製品開発部 部長

[プロフィール] 家電メーカーや通信機器メーカーでソフトウェア開発に従事したのち、2004年より現職。 車載システムサプライヤ向け車載情報系プラットフォーム開発、車載制御ソフトウェア開発の経験を経て現在は自社製AUTOSAR製品開発を行っている。

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