【講演内容】
M2Mの拡大により、工場設備等がネットワークに接続される時代となった。そのセキュリティ確保のために、今年5月、制御システムセキュリティセンター(CSSC)が開設した。制御システムのためのセキュリティテストベッドを備えた世界2番目の新鋭施設である。今、組込み業界は、機能安全への対応に続き、セキュリティへの対応が迫られている。本セッションでは、情報セキュリティとの違いを整理した上で、国際規格 IEC 62443 の標準化と認証の動向、CSSCの活動概要などを織り交ぜながら、組込み業界が取り組むべき課題を討議していく。
【講演内容】
組込みとクラウドが急接近している。組込み技術にとってクラウド技術(サービス)は見過ごせなくなってきたし、M2Mに代表されるようにクラウドにとっても組込み機器は不可欠な存在だ。互いの存在意義はますます高まっている。本セッションでは、組込みとクラウドの熱い関係を実務者に語り合ってもらう。組込みにおけるクラウド(役割分担で端末コスト削減)、クラウドにおける組込み(クラウドの鍵は組込み機器)、クラウド利用の現状と限界、IT融合の行方などのテーマを考えている。
【講演内容】
組込み開発の現場にはシステムの全体像を俯瞰できる「アーキテクト」が不可欠だ。昨年は巨大化した組込み開発におけるアーキテクトについて論じた。今年はクラウド時代の組込みシステム開発にフォーカスし、いかにしてアーキテクトになるか、いかにしてアーキテクトを育てるか、そしてアーキテクトに必要なスキルについて論じる。 現場の変革を主導してきた凄腕の技術者達が、アーキテクトとしてのあるべき姿と今後の組込み開発の方向性を議論する。