Embedded Technology

企画イベント/Event

ETアワード

ET2013アワード受賞社
スマートエネルギー部門 優秀賞
Spansion Inc. & 九州工業大学 【E-04】

mrubyで切り開くエナジーハーベスティング・ソリューション

環境エナジー発電をIT技術で支える!バグを減らし生産性を向上する新しいソフトウェアの力

寸評:太陽エネルギーを使用することで、半永久的に電池交換を不要としたエナジーハーベスティングシステムを実現するとともに、産学が連携し業界で初めてワンチップマイコンに日本生まれのmrubyを搭載した先進的なスマートエネルギーソリューションは今後に期待できる。

オートモティブ/交通システム部門 優秀賞
名古屋大学 大学院情報科学研究科附属
組込みシステム研究センター【UI-07】

TOPPERS/ATK2 (Automotive Kernel Version2シリーズ)

AUTOSAR仕様に準拠したオープンソースのRTOS

寸評:欧州車載システムの標準規格であるAUTOSARを日本に導入するためには、仕様の曖昧さを解決する必要があり、複数の企業とコンソーシアム型研究組織でOS部分:「TOPPERS/ATK2」を共同開発し、オープンソースとして公開している。

オートモティブ/交通システム部門 優秀賞
ルネサス エレクトロニクス株式会社【B-23】

車載情報端末向けSoC「R-Car」シリーズによる
統合コクピット向けソリューション

業界最高性能SoCとパートナー連携による組込みエコシステム拡大・強化

寸評:車載情報機器は情報と安全が融合し、複雑な機能統合システムへ進化する中で、OS/ミドルウエアメーカー、システムインテグレーターなどをパートナーとする、「R-Car」コンソーシアムを組織化し、高付加価値なエコシステムの実現が期待できる。

モバイル/クラウド部門 優秀賞
株式会社村田製作所【D-18】

どこでも買物メモシステム

無線とクラウドの連携で生活の利便性を高めるソリューション

寸評:日常の生活課題を、ワイヤレス、クラウドといった最新のIT技術を応用して解決するとともに、老若男女誰もが使い易いインターフェースで実現することで、まさに未来の「スマートなシステム」を予感させる。

スマートヘルスケア部門 優秀賞
ラピスセミコンダクタ株式会社【D-43】

Bluetooth® Low Energy LSI(ML7105-00X) 
& モジュール(MK71050-02)

トップレベルの低消費電力でウエアラブル・ヘルスケア機器に最適

寸評:市販のコイン電池の使用で、24時間駆動しても2年間使用できる低消費電力ソリューションは、今後市場が拡大するスマートヘルスケア、ウエアラブル機器への幅広い応用が期待できるプラットフォームである。

スマートアグリ部門 優秀賞
データテクノロジー株式会社【E-12】

遠隔監視制御システム「みまわり伝書鳩」
& センサーユニット:SenSu(センス)シリーズ

農業クラウドシステムを低価格なオールインワンパッケージで提供する遠隔監視制御システム

寸評:農業分野へセンサ技術を応用した最新のITシステムを実現するプラットフォームであるとともに、非常に低価格なシステムとして提供している。今後の新しい農業の発展が期待できるソリューションである。

先端テクノロジー賞
アーム株式会社【F-38】

ARM big. LITTLE

パワーマネジメントの大幅な改善を実現するソリューション

寸評:単一マイコンでは困難であった、高パフォーマンスと高電力効率の両方の課題を解決するマルチコアシステムを提案している。電池寿命を伸ばすマルチコアプラットフォームとして、モバイル機器を始めとする幅広い分野への搭載が期待できる。

先端テクノロジー賞
NEC【E-47】

低負荷・高圧縮 画像コーデック「StarPixel」

組込み機器・システムにおける画像の高速蓄積・伝送を実現!

寸評:医療、軍事、FA等の分野では、従来の情報機器よりも高いセキュリティを要求されるケースがあり、「StarPixel」 は独自の規格でありながら非常に高性能な画像圧縮技術を提供している。標準化、オープンソース化が進む情報家電分野と異なり、独自規格が高い競争力を有する事例として応用分野の拡大が期待できる。

ロボティクス部門:該当なし

総 評

本年度ETアワード2013の応募件数は6部門全体で43件だった。審査方法は2段階である。8名の審査委員が1次審査を行い,候補を絞り込む。次いで9名の最終審査委員が優秀賞を決定した。1次審査委員と最終審査委員は,重なりはあるが,半数以上が入れ替わっている。

部門別の応募件数には大きな差があった。これが審査を難しくした。かなりの数の応募のなかから1点の優秀賞を選ぶのと,わずかな応募から同じく1点を選ぶのとでは,選考作業は同列ではない。

もう一つ,それぞれの部門の期待と応募内容が合致しない例が,少なからず存在した。このときも審査は難航した。「落とせばいいじゃないか」,そう言われるかも知れない。けれどもその応募テクノロジーが面白い,優れている,そういうとき,どうするか。悩ましい問題である。

本年度の選考結果には,上記二つの悩みが反映している。「オートモティブ/交通システム」部門では,優秀賞をあえて二つとした。それぞれの応募の方向性に違いがあり,かつ甲乙つけがたく優秀だったからである。一方「ロボティクス」部門には優秀賞に該当する応募はないと判断した。苦渋の決定である。

他方,部門とは別に「先端テクノロジー賞」を審査委員会は設定した。「それぞれの部門の期待とは内容が合わない。しかし明らかに優秀だ」。そういう応募を,先端テクノロジー賞として表彰することにしたのである。

ここに至るまでの審査委員間の議論は,活発を通り越して熾烈だった。最終審査委員会の現場で,再調査に近い作業まで行われた。厳正な審査だったことの証だろう。ETアワードが,この分野に従事されている方々の活性化のお役に立てれば幸いである。

組込みシステム開発の新潮流となる
ソリューションを表彰

ETアワードは、出展企業を対象に、製品・技術・ソリューション・活動に対し優秀賞を選出、表彰するイベントです。

2011年から出展社からの応募スタイルとなり、単なる技術評価にとどまらず、組込み業界の発展と国内産業の活性化に寄与するものと思われる技術、ソリューションを、厳選なる審査により選定いたします。
前回は応募集61件の中から、各部門の優秀賞が選定されました。

ET2013では、前回に引き続きターゲットテーマである応用6分野(スマートエネルギー、オートモティブ/交通システム、ロボティクス、モバイル/クラウド、スマートヘルスケア、スマートアグリ)を中心に、応用分野を意識した製品技術・ソリューション・活動を募集対象としています。

組込みシステム開発の新たな方向性を示すETアワードは、一見の価値ありです。

◎前回(ET2012)ETアワードの各部門賞

スマートエネルギー部門 優秀賞

富士通セミコンダクター株式会社
「エナジーハーベスティング電源IC技術によるエコ&スマートLED照明ソリューション」

オートモティブ/交通システム部門 優秀賞

株式会社コア
「準天頂衛星対応の高精度移動体測位ソリューション」

スマートアグリ部門 優秀賞

株式会社日立ソリューションズ
「スマート圃場システムを使った地域農業の振興」

スマートヘルスケア部門 優秀賞

株式会社村田製作所
「非焦電性有機圧電フィルムセンサを用いた歩行測定システム」

委員会特別賞

ルネサス エレクトロニクス株式会社
「Smart Analogによるセンサシステム向けアナログ回路開発プラットフォーム」

ロボティクス部門、モバイル/クラウド部門

該当なし