委員会活動 技術本部 IoT技術高度化委員会
[WG 主査]
有馬 仁志
有馬マネジメントデザイン株式会社
IoTは、センサやエッジで接続されるフィジカル空間とクラウド上のサイバー空間で構成され、それぞれが連携して機能することにより新たな価値を創造することができる。このようなシステムを構築し運用し価値を想像していくには、それぞれの要素をモデル化することにより、連係、協調、評価をシミュレーションすることが可能となる。また、データについても機械学習して新たな価値を創造することができる。研究会では、このような背景をもとに以下の活動を展開する。
■ IoTを構成するビジネス価値と、サービスと要素技術を表現する手法の研究
■ IoT分散型モデルベース技術者のスキルと評価の定義と認定認証の調査研究
■ IoT分散型モデルベース開発におけるモデルの設計・評価方法の調査研究。
・サイバー空間とフィジカル空間の両システムを跨いだ検証が難しいこと、事前の設計や性能予測も困難であることなどからモデルベース開発とシミュレーションに注目して、その表現方法を検討しています。
・デバイスとクラウドに機能が分散し、それぞれのモデル(表現の異なるモデル)が連携・協調しながらサービスを実現する。また、デバイス側のモデルがクラウド側に一部分離する場合もある。このときのモデル間のインタフェースをどう設計・表現し、その検証をどうするかを検討します。
IoTサービスを構築する場合にビジネスとして成立するかその価値を表現したい、さらにサービスの実現手段を表現し検討したいという要求の両面からモデルを表現する手法としてIoTキャンバスとビジネスモデルキャンバスを融合させた「IoTビジネスキャンバス」を考案して評価しています。
IoTサービスの価値をステークホルダに説明する有効なツールとして活用されることを期待しています。
Copyright © Japan Embedded Systems Technology Association All Rights Reserved.