Bulletin JASA

国際委員会「JASA 国際だより」

Embedded Technology 2011/組込み総合技術展 併催セミナー

「JASAグローバルフォーラム2011」
~中国・インドとのコラボレーションに向けて~ 開催報告

キャッツ株式会社 大津 健二

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JASA国際委員会では、11月に催されましたET2011(EmbeddedTechnology2011)の併催セミナーとして「JASAグローバルフォーラム2011」を開催しました。

昨年に続く第2回目の開催で、今回は「中国・インドとのコラボレーションに向けて」と題して、China Hour、India Hourの2部構成としましたが、100名以上の参加者で盛況なセミナーとなりました。

講演内容は以下のプログラムで進められました。
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~オープニング~
「JASAグローバルフォーラムの狙いについて」
直井 徹 氏
[JASA国際委員会 副委員長/(株)アプリクス 取締役社長 兼 COO]

~China Hour~
「日中合作・中国企業とのコラボレーションに向けて」
沓澤 虎太郎 氏 [アルパイン(株)相談役]

「ここまで来た中国オフショア開発」
新川 隆朗 氏 [NEUSOFT Japan(株)第1システム事業部 技術顧問]

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~India Hour~
「最近の印度と印度ソフトの活用について」
西山 征夫 氏 [ジェネシス(株)代表取締役]

「インド設計会社への設計委託について」
高田 淑朗 氏 [のぞみ(株)代表取締役]
名刺交換会

各講演内容のご紹介

◆直井国際委員副委員長からは、JASA国際委員会の位置づけと役割、ミッションについての紹介の後、今回のフォーラムはアンケート結果で会員企業がもっとも注目している中国とインドについて的を絞り、「中国・インドとのコラボレーションに向けて」と題したテーマで行うことを説明しました。
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◆アルパイン(株)沓澤様からは、アルプス電気、アルパインでの豊富なご経験の中から、特に1990年以降のNEUSOFTの立ち上げから現在に至るまでのご苦労についてお話がありました。また、経営者の視点から見た、成功企業の特徴についてお話しされ、特に企業発展のキーポイントはリーダーシップ教育にある事を力説され、共感を得る内容でした。さらに中国へ進出する企業のよくある課題や注意点、解決方法についてのお話は、長く中国事業に携わったご経験なくしては語れない内容であり、大変役に立ちました。
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◆NEUSOFT Japan(株)新川様からは、中国最大のオフショア・アウトソーシングプロバイダに成長したNEUSOFTについての紹介に続き、中国とのオフショア開発の成功はブリッジSEにある事を説明されました。そしてブリッジSEを介して、中国側の開発スタイルを改善し、標準プロセスの策定やコミュニケーションノウハウの収集、作業の可視化など、日本企業に受け入れられる改革改善が実施されている事例を数多く紹介いただき、参考になる内容でした。
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◆ジェネシス(株)西山様からは、最近のインドの風景、日本企業の進出状況について、多くの写真を交えながらの紹介をしていただき、急発展途上のインドの姿についてリアルなイメージの湧く内容でした。現状のインドと日本の貿易額は約1兆円であり欧米に比べまだまだ少ないものの、進出している日系企業は最近急速に増え600社を超えるようになっており、まさにこれからのオフショア相手先、製品販売相手先として注目すべき期待できる国と再認識する内容でした。
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◆のぞみ(株)高田様からは、インドでのソフトウェア開発を20年以上前より手掛けておられる経験に基づく、問題点や解決方法について数多く紹介いただきました。ソフトウェア開発の技術者は優秀で休日出勤もいとわず、設計環境も日本より恵まれたところも多いので頼りにできるが、問題は開発委託のやり方であり、開発委託前の注意事項について多くの項目について、詳しくお話をしていただきました。また日本との文化・考え方の違いについてお話しされるなかで、コミュニケーションやチームワークの重要性なども説かれていましたが、これらは先に中国のお話しをいただいた講演者にもあり、国を超えた共通のキーワードと思えました。
以上、掻い摘んで内容をご紹介しましたが、セミナー後の名刺交換会等で聴講者の感想をお聞きした中では、今回のセミナーは大変有意義とご評価いただいたようですが、JASA国際委委員会としては今後聴講者アンケート結果を詳しく分析し、さらに皆様に役立つセミナーを企画して参りたいと思います。

第2回JASA国際化推進ワークショップ 2月24日(金)開催

JASA国際委員会では、海外進出に関する情報提供の一環として、「国際化推進ワークショップ」を開催いたします。基調講演では、現経済産業省山本雅亮氏より、CICC(*)シンガポール在任中の知見を基にアジア各国におけるソフトウェア分野を中心とした動向と我が国が目指す方向について講演いただきます。併せて、企業3社より国際化ビジネスへの取組み事例をご紹介いただきます。ワークショップ後の交流会では、講演者の方々と直接お話しをお聞きいただくことができますので、グローバル化、オフショア開発に関心をお持ちの方には、有意義な時間となるかと思います。
*CICC:(財)国際情報化協力センター

◆ 開催概要 ◆
□ 日 時:2012年2月24日(金) 15:00~19:00

□ 場 所:東実年金会館 4階大会議室 (東京都中央区日本橋浜町1-8-12)

□ プログラム
◆15:00~15:10 開会挨拶 JASA国際委員会
◆15:10~16:10 基調講演
「IT分野でのアジア各国の注目ポイントと我が国が目指すべき方向」
山本 雅亮 氏(経済産業省 基準認証国際室/工業標準調査室 室長)
◆16:20~17:30 企業3社による事例紹介(各20分)
・オムロンソフトウェア株式会社
・ルネサスモバイル株式会社
・成都ウィナーソフト有限公司
◆17:40~19:00 交流会

□ 参加費 1,000円(講演資料・交流会費含む)
*当日受付にてお支払いください。(領収書を用意します)

□ 申込方法
*以下必要事項を記載のうえ、E-mailまたはFAXにてお申込みください。
・参加者氏名、連絡先(会社名、所属、所在地、電話番号、E-mail(ご本人))

□ 問合せ先・申込先
(社)組込みシステム技術協会(JASA) 本部事務局(国際委員会担当)
TEL:03-5821-7973 FAX: 03-5821-0444

※詳細、申込方法は、JASA主催イベントをご覧ください。